対象年齢 10歳〜12歳
第3回のレッスンでは、花、葉、枝、木の実などを使用して動物ロボットに装飾をします。
次のページよりこのレッスンで使うスライドが1ページずつ表示され、 下にはそのスライドを説明する文章が入ります。
【第3回 目次(全31ページ)】
こんにちは。ロボット動物園3回目の授業をはじめます。
よろしくお願いします。
さて、今日はみんなお待ちかねの、ロボットを装飾する日です! 楽しみにしてくれていたと思うから、できるだけその時間を多く取りたいと思います。 みんなに覚えておいてもらいたいことや、作業するときに注意してもらいたいことがあるので、この後説明していきます。 その後は、ずっとデザインタイムです!
では早速、授業を始めていきたいと思いますが、まずは前回の復習をしておきましょう。 どんなことを習ったか、覚えてるかな?
前回は、デザインについて学びました。デザインを考える練習として「にょろにょろちゃん、ギラギラくん」の顔をデザインしましたね。 そして、ロボットにしたい動物を決めて、名前や特徴を考えて発表しました。 ここまで覚えてるかな?思い出したかな? ☆ ここで前回のワークシートを配る ここで大事なことを聞きます。みんな、デザインをするときのポイントを覚えていますか?3つあったよね? ☆ こどもたちに問いかけ * 前回の授業の写真など挿入
そう、「色」と「形」と「素材」でした!
では、ロボット動物をデザインする時に、その「色・形・素材」を具体的にどう考えたらいいのか、例を見て復習してみましょう。
例えば、「ライオン」をロボット動物にしたいとき。
まず、1つ目のポイントの「色」を考えてみます。
はい、ライオンが4匹出てきました。何だか似てるけど違うね。どう違う? みんな、それぞれどんな風に感じる? ☆ こどもたちに問いかけ
左上は本物のライオンに近い色をしているから、本物っぽくて、強そうな感じがしますね。 その隣は、本物より明るい色をしています。何だか楽しそう。性格も明るくて話しかけやすそうな感じがしますね。 左下の水色のライオンはどうかな? クールでかっこいい感じがする? その隣は、一番薄い色をしていますね。なんだか優しそうな感じがしないかな? このように、同じ形をしていても色を変えるだけで、見る人に与える印象がガラッと変わります。どのようなライオンに見せたいか、それぞれ自分の目的に合わせて色を選びましょう。
続いて、2つ目のポイントの「形」を考えてみましょう。
はい、今度はライオンが6匹出てきました。どれもライオンだとわかるけど、みんな違う形をしていますね。 ・外側の形がトゲトゲしてるもの、もこもこしてるもの ・顔の形が細長いもの、丸いもの ・毛並みの形がおおざっぱなもの、細かいもの ・目や鼻の形が大きいもの、小さいもの このように、同じライオンでも「形」の違いで、見る人に与える印象はこんなに変わります。 どのようなライオンに見せたいか、それぞれ自分の目的に合わせて形を選びましょう。
最後に、3つ目のポイントの「素材」を考えてみましょう。
どのようなライオンに見せたいか、それぞれ自分の目的に合わせて素材を選びましょう。 例えば「かっこいいライオンにしたい」と思ったら…硬くてとがった素材、ギザギザ・ガサガサしているものを選ぶと良いかもしれないし、
他にも、例えば「かわいらしいライオンにしたい」と思ったら… ふわふわした素材や、お花などのヒラヒラしたものを選ぶと良いかもしれません。
ここまで、「色・形・素材」をライオンに当てはめた例を見てきました。 どうかな?デザインできそうかな? 前回の授業で、どんな特徴の動物にしたいのか決めましたね。 この後の時間は、どうデザインしたらその特徴をあらわすことができるか考えながら、作っていきましょう。 ☆ ここでグルーガンとロボットを配る
今みんなには、ロボットとグルーガンを配りました。 説明が終わるまでは触らないでくださいね。 今回作るロボットは動くので、くっつけ方と間違えて動けなくなると困るよね。 気をつけてほしいことが5つあります。
1つめ。ロボットの後ろ、おしりの方にある穴をふさがないようにしましょう。 動くために必要なセンサーが反応しなかったり、指令が送れなくなったり、鳴き声が小さくなってしまいます。
2つめ。ロボットの足である「輪」に素材をつける時は、このようなくっつけ方はしないようにしましょう。 ・前足と後足をつなげないように ・丸井部分から素材がはみ出ないように どちらも上手に歩けなくなってしまいます。
3つめ。背中のふたは開けられるようにしましょう。 壊れた時に、ふたが開けられないと直せなくなってしまいます。
4つめ。お腹の横に刺さっている棒は、抜けるようにしておきましょう。 3つめの注意と同じように、修理が必要な時に直せなくなってしまいます。
5つめ。素材の接着にはグルーガンを使います。みんな、グルーガンを使ったことはあるかな? グルーというのは「のり」のことです。熱でのりを溶かして、それが固まることで、ものとものを接着させることができます。 このスイッチを入れると先がとても熱くなります。グルーガンを使うときは絶対に先には触らないでください。 もし接着剤がたくさん出てきても直接触らないこと。 そして使い終わったらスイッチをしっかり切ることも忘れないようにしましょう。 他にもペンチやはさみを使うときも気をつけましょう。
それでは!デザインタイムスタートです!!!
そろそろ飾り付けが終わった子もいると思います。 そうしたらどんなことに気をつけてデザインをしたかポイントをシートにまとめてみましょう。
次回はいよいよ「プログラミング」について学びます。みんなが今日作ったロボットを動かすために、新しいことを学んでいきましょう。
はい。これで今日の授業は終わりです。どうだったかな? ☆ 時間があれば感想を聞く 次回はいよいよ「プログラミング」について学びます。 みんなが今日作ったロボットを動かすために、新しいことを学んでいきましょう。