コンシェルジュ
LIFE+CODE
- 2018.11.14
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委託事業
@尾川中学校●2018年度
全1回(トライアル)
「ロボット動物園」「震災+CODE」に続く、中学2年生向けプログラム「LIFE+CODE」。
正規授業での導入に向けて、2018年度は尾川中学校3年生向けのトライアル授業を行いました。今年の中学3年生は、初めて「ロボット動物園」を体験してくれた子どもたち。3年間の集大成です。
3時間の「LIFE+CODE」トライアル授業がスタート
この授業のテーマは、「毎日の生活の中で、もっとこうなれば便利なのに」「身近な誰かが困っていることはないか」・・・それを見つけ、解決するための道具をつくること。
「震災+CODE」はグループで取り組みましたが、この授業では1人ひとりが自分で課題を考えて取り組みます。
まずは、それぞれが考えてきた「困っていること」を共有。
そして、これまでの授業で使ってきた「INPUTとOUTPUT」の何を使えば解決できそうか、スタッフと一緒に考えます。考えたことを、限られたモジュールだけで実現させるのは難しいので、あるものの中で代替できそうな案を考えました。
次に、考えた内容を、フローチャートなどを活用して、整理していきます。
整理できたら、プログラミング。思った通りにいかなければ、これまでと同じように「整理する」→「プログラミング」を繰り返していきます。
最後は発表。解決したい「困っていること」の状況が再現できる場所を見つけて、場面を設定し、発表します。
「髪を乾かすのに時間がかかって面倒。楽に乾かせたらいいのに。」と思っていた子は、「自分の部屋に入って椅子に座ったら、自動でドライヤーが乾かしてくれる装置」
「出かけるときに自転車の空気が少なくなっていることに気がついて、走りにくくて困った」子は、「空気が少なくなったことを検知すると、LEDが光って知らせてくれる装置」
「急な雨で洗濯物がぬれて困った」子は、「一定量の雨がたまったら、ブザーで知らせてくれる装置」
と、毎日の生活の中で困ったことを解決するための装置を形にしました。
時間が足りず、最後までやりきれなかった部分もありましたが、これまで以上にプログラミングを身近に感じてくれたのではないかと思います。
スタッフにとっては、「どうしたら解決できるのか」「どう代替したらうまくできそうか」、1人ひとりに対応するための知識やスキルを試される機会にもなりました。
尾川中学校3年生の皆さん、いつも初めてになる授業に3年間協力してくれて、本当にありがとうございました!