コンシェルジュ
酒蔵ロード劇場 2018
- 2018.11.17
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自主企画
展示
今年も、酒蔵ロード劇場に参加しました。
11月17日(土) 今年度の酒蔵ロード劇場にも、さかわ発明ラボが参加しました。
今年は去年よりも寒さはマシだったようですが、それでも寒い1日でしたね。
今年は多数の高知の作家さんが出展する中、ラボではインスタレーションとして放課後発明クラブで製作した作品たちと、我々ラボスタッフの製作した作品、そして誘導灯を展示しました。
この苔テラリウム達、子ども達が作った作品だけではなく林業の協力隊で佐川町に移住してきているキコリンジャー達の作品も飾られていました。
いつもラボで使用しているヒノキやスギも、彼らが切ってくれた木材です。とても気さくなおじさん達で(おじさんでない人も居ます)、よくラボにもひょっこり顔を出してくれたりします。今回は勢揃いで苔テラリウムを作ってくれました。
話は戻り、今回の酒蔵ロードでは、『枡』をモチーフに全体を製作しました。
アクリル製の枡で子ども達はテラリウムを作り、誘導灯は枡と明かりを付け吊るしました。
そして我々の作った枡ライトは、中にLEDを仕込み、ラボで加工した様々な模様を施し、中を覗いてみたり外から眺めたりして楽しめる不思議な枡。
加えて、去年に引き続き牧野公園に設置している牧野博士ベンチを展示しました。去年と変わらず人気のフォトスポットで、添い寝する人も続出でした。モテモテだね牧野博士。
枡の側面には、ふつう酒蔵の意匠や文字が焼印されているものです。
そんな焼印の中にも、一見馴染みのない言葉が書かれている事があります。では問題です。
『春夏冬 二升五合』 これはどういう意味かご存知ですか?
正解は、『あきない ますますはんじょう』
秋がないから『あきない』、升がふたつで『ますます』、1升の半分だから『はんじょう』
つまり、商売繁盛を願う言葉遊びだったんですね。
このインスタレーションを製作している間、そんな昔から続く河内酒飲み達の粋な遊びや、色んなお酒の事に詳しくなれました。ご協力いただいた『ほてい』の方々、ありがとうございました。
普段子ども達やお客さんと接しているさかわ発明ラボですが、まだまだ知名度は低いものです。
このようなイベントに参加したおかげで、普段より色々な方々とお会いできました。これを機に発明ラボに興味を持っていただき、足を運んでみてくれると嬉しいな、と思います。