コンシェルジュ

ロボット動物園

2019.01.15

委託事業
@尾川小学校

●2016年度
全5回

●2017年度
全5回

●2018年度
全5回

2018年度も、尾川小学校で『ロボット動物園』開催!

ロボット動物園は、佐川町の木材とさかわ発明ラボのデジタル工作機器を組み合わせて生まれたプログラム。
葉っぱや木の実などの自然物を使ってロボットを「デザイン」し、光る・動く・鳴るなどの動きを「プログラミング」で制御して、オリジナルのロボット動物をつくります。

今年度は、尾川小学校6年生に5年生が加わって、8名の子どもたちを対象に授業を行いました。

第1回「ロボットを知る」

先輩たちのロボットを見て、授業を楽しみにしていてくれたみんな。
「ロボット動物園を楽しみにしていた人?」と聞くと、勢いよく手が挙がります。新しいことに好奇心旺盛に取り組もうとする姿勢をひしひしと感じながら授業がスタートしました。

第1回のテーマは、「ロボットを知る」。
身の回りにあるロボットについて学んだあとは、授業で使うロボットを分解。
「ロボットの中はどうなっている?」「この部品はなに?」「これは何に使うの?」など、1つ1つ確認していきます。

木製ロボットの中には、見たことのない部品が詰まっています

子どもたちは興味津々!

第2回・第3回「デザイン」

第2回、第3回のテーマは「デザイン」。
まずは、身の回りにあるデザインの話から。「自動販売機にはどうして赤色・青色が使われているの?」「電車の形には意味があるの?」・・・というように、色や形、素材にはそれぞれ意味があることを学びます。

デザインについて学んだあとは、ロボット動物のパーソナリティづくり。
「どんな動物?」 「名前は?」「得意なことはなに?」「よくつかう言葉は?」など、これからつくるロボット動物を具体的に考えていきます。

そして、待ちに待ったロボットの装飾!
休み時間も取らずに、黙々と手を動かしていく子どもたち。先生方も驚くほどの集中力を発揮します。2時間があっという間に経ち、個性豊かな8体のロボット動物が誕生しました!

 

様々な色と形のパーツをつかって、デザインするワーク

「にょろにょろちゃん」「ギラギラくん」という言葉からイメージするものを表現しました

グルーガンを使って、木の実などを装飾

どの子も真剣!

第4回・第5回 「プログラミング」

ロボットの装飾の次は、プログラミング。blocklyduinoというソフトを使って、「進む」「とまる」、「光る」、「鳴く」を組みあわせて、ロボットの動きを考えていきます。

最初は不安そうな表情をしてい子もいましたが、コツをつかむとスピードアップ。どんな色で光るのか数値を変えて試してみる子、音を組み合わせてメロディをつくる子、など、それぞれがやりたいことを表現できるように取り組みます。
わからないことはスタッフに聞いてみたり、うまくいかなくても何度も何度も試したり・・・を繰り返して、時間ギリギリまでチャレンジしました。

そして、最後は発表会。みんなの前でロボットを動かして、お披露目を行いました。

 

完成したロボット動物

これで全5回10時間の授業が終了。満足そうな表情とともに、「もっと時間があれば、たくさんの動きができたのに・・・」との声も。今年の授業は終わりましたが、みんなが感じてくれた「もっとやりたい!」の気持ちを、これからも大事にして学びを深めていってほしいと感じた瞬間でした。

これからも、さかわ発明ラボは、みんなの「作りたい!」の気持ちを大切に、その成長をサポートしていきます。
尾川小学校の子どもたち、先生方、ありがとうございました。

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